不動産業務に役立つエンジニアリングレポートの完全ガイド
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熊本の開発
契約書を作成することを、ドキュメンテーションなんて言います。
不動産ファンドの組成には、数多くの関係者が登場するため、その関係者の利害調整のためにルールを決めておく必要があります。
また、運用ルールを定めておく必要もあります。
不動産ファンドとは、不動産の収益力に頼った仕組みなので不動産以外のリスクが極力排除されるように運用したいためです。
そのためのドキュメンテーション(契約書作成)なのです。
事務委託規約書 | 一般社団法人と会計税務事務所、合同会社と会計税務事務所との間で、それぞれの法人の事務委託に関して取り交わされる契約書 |
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AM契約(アセットマネジメント契約) | AMと合同会社(匿名組合契約上の営業者)との間で、合同会社が保有する不動産信託受益権の取得・運用・処分等に関して取り交わされる契約 |
匿名組合契約 | いわゆるエクイティ投資家(匿名組合員)と合同会社(営業車)の間で締結されるもの |
ローン契約 | よく言われている金銭消費貸借と記載されているもので借り入れをした合同会社(匿名組合上の営業者)と貸付人であるレンダーとの間で取り交わされる契約 |
プロジェクト契約 | レンダーの要請から、合同会社、AM、信託受益者など、不動産ファンドの資金の流れや資産処分に係る関係者の間で取り交わされる契約 |
信託契約 | 一般的には不動産管理処分信託契約と呼ばれ、売主(当初の委託者 兼 当初の受益者)と信託銀行もしくは信託会社(受託者)との間で締結される契約 |
売買契約 / 不動産受託受益権売買契約 | 売主(オリジネーター)と合同会社との間で、投資対象となる信託受益権の売買に関して取り交わされる契約書(不動産受益権譲渡契約書、受益権売買契約書とも呼ばれています) |
PM契約(プロパティマネジメント契約) | PM(プロパティマネジャー)と対象不動産の所有者である信託受託者、またはAM(アセットマネジャー)の間で、対象不動産の管理運営に関して締結される契約 |
賃貸借契約(マスターリース契約) | 賃貸人と賃借人の間で取り交わされる契約。マスターレッシー(ML)と呼ばれる一括賃借人がまとめて対象不動産を賃借し、エンドのテナントに転貸するケースには「マスターリース契約(ML契約)」が必要です。 |
法律意見書(リーガルオピニオン) | 不動産ファンドの仕組みが法律面で問題ないかどうかを弁護士がまとめたもの |
会計・税務意見書 | 不動産ファンドの仕組みが会計・税務面で問題がないかどうかを公認会計士、税理士がまとめたもの |